【治水事業で黒部の安全を守り続ける】大高建設株式会社

【治水事業で黒部の安全を守り続ける】
大高建設株式会社
今回は富山県黒部市で治水事業を中心に活動されている「大高建設株式会社」の人事担当 山本様にインタビューを伺いました。
これまで取り上げてこなかった、建設業の会社で最先端の取り組みをされていて、画期的で面白い内容となっておりますので、ぜひご覧ください!
会社概要について教えてください
かつて四十八ヶ瀬の暴れ川と呼ばれた黒部川で、水害に苦しむ流域の人々の生命と財産を守る
治水事業を中心に高い技術で大きな役割を果たす建設会社です。
砂防ダムと呼ばれる土石流を堰き止めるためのダムの建設を中心に長年にわたって建設しています。
主たる事業エリアであった黒部川では、豪雨災害がたびたび発生し、その際の災害復旧では常に大きな働きをして、
「土木の大高」「黒部川に大高あり」と存在感を示してきました。

平成の時代に入ってからは、土木工事の他に建築工事、法面保護工事等でも実績を上げていき、地場ゼネコンとして業容を拡大してきました。
O p e n T h e W a y の企業理念のもと、黒部の電源開発当時から地域に根ざした建設会社として躍動しています。
当時からの伝統は守りつつ、新しいことにチャレンジしていく中小建設業のトップランナー企業です。
大高建設さんの会社理念を教えてください
創業以来、大きな仕事を高度な技術力を駆使して成し遂げ、社会資本整備の一翼を担っていくという企業理念のもと
社会により高い価値を提供し、お互いにwin-winとなれる関係づくりを行っていき、
社会の期待に応えるべく企業を成長させてまいりました。
これまでの歴史で蓄積されてきた技術力と経営基盤でもって、さらなる発展のため全社一丸となって努力してまいります。
会社の雰囲気について教えてください
企業は人なりと社員を大切にする想いがあり、働きやすく、ハラスメントのない会社を目指しています。
これは健康優良企業表彰や、イクボス宣言など対外的にも評価されています。
「建設会社」と聞くと「厳しい」「怖い」等の【3K】といったイメージを持たれがちですが、
そのイメージをいかに取り払うかというところを大切にしています。
具体的には【※新3K、新3S】を掲げ、社内へ浸透させています。
※新3K(給与・休日・希望の持てる)新3S(Smart Safety Sustinable)の頭文字
最近では若い人財が多く入社していて、コミュニケーションが取り易い環境になっています。
社長塾という当社独自の取り組みがございまして、入社3年目までの社員と社長が年1回お酒を飲みながら、
ざっくばらんに話す会があります。(現在はコロナの影響により自粛中とのこと)
その会では、経営に生かすことを前提としていて、
「社服」を変えたいといった意見から、デザイン性・機能性が高いオーダーメイドの社服を制作するなど、
社員が持っている意見や想いを伝える場所があります。

山本さんが仕事をしていて、やりがいを感じる時はいつですか?
私のやりがいとしては会社自体に挑戦ができるフィールドがあることです。
このことで、会社の発展にも貢献することができます。
挑戦できるフィールドづくりから会社としてのイノベーションを支え続けることがやりがいだと感じています。
私自身これまで特殊な環境に勤めてきました。
営業部→現場→再生可能エネルギー事業部→フロンティア事業部(ミャンマー事業)→総務部(人事・採用)
のような経歴から、建設会社ではないような職種の方々とお話する機会が多くありました。
さまざまな方とお話していく中で、「考え方は一つじゃないな」と学びました。
一つの考え方ではなく、多様なモノの見方をしていかなければならないと思っています。
山本さんにとって大高建設とはどんな会社ですか?
「未来がある会社」だと思います。
建設会社はその場にある仕事を全うするというイメージがあると思います。
その中でいかに展望を持つかは大切だと思っています。
未来に対して、掲げるものがしっかりとしていれば、やりがい・モチベーションが生まれてくると思います。
将来に対して掲げるものがあるからこそ、「未来がある会社」だと思っています。
山本さんは大高建設のどこに魅力を感じて入社されたのですか?
代表の理念にすごく共感したからです。
私自身、大学4年間で体育会系スキー部の部長やオープンキャンパスの責任者といった人をまとめる役をしてきました。
この経験から、地元である富山で、人をまとめる仕事がしたいと考えていました。その中で見つけたのが当社でした。
大高建設さんの今後の展望を教えてください
大高三方よし!(社会良し・社員良し・会社良し)というキャッチフレーズを基に皆がwin-winにならないといけないと考えています。
また、誰もチャレンジしていないことに挑戦したいと考えています。
例えば、黒部奥山にて無人で重機を動かすI-Construction(建設のデジタル化)を見据えた取組みなど。
建設業に携わる人口の減少に対応していくため、技術革新に取組むことが重要かと思っています。
加えて、ダイバーシティの推進やメンタルヘルスを推進するなど建設産業の未来を照らすことも当社の使命とし、
SDGs(持続可能な開発目標)を経営の羅針盤として組み込み、世界共通の社会的課題の解決にも寄与してまいります。
こんな学生と出会いたいとかがあれば教えてください
芯のある、軸がしっかりとした学生の方と出会いたいと思います。
伸びる人財は軸がしっかりとしているような気がしています。
そういった人財は何事にも挑戦の姿勢が出てくるように思います。
学生に対してひとことあればお願いします
就活にて志望先を決める際、
どこに着眼点を置くかという話ですが、
福利厚生面(給与・休日)、CMで聞くなどのネームバリューや会社の規模感ではなく、
経営者の理念や未来像をしっかりと共有できるかが大切だと思います。
その上で、この会社で自分が働く姿が想像できるか、働きがい・やりがいがあるか考えるべきだと思います。
そのためには企業代表の話をしっかりと聞いて見極めることが大切だと思います。
きっかけはどこにあるか分からないので、多業種の様々な企業人とコミュニケーションをとることが大切だと思います。

大高建設株式会社さんの詳細情報はこちら
代表取締役:大橋 聡司
設立年度:1954年
従業員数:70名
会社所在地:富山県黒部市
大高建設株式会社さんのHPはこちら
大高建設株式会社さんのTwitterはこちら
興味を持ってくれた方は当団体のLINE@にご連絡ください!
今回インタビューした横山からの感想
山本さんはじめ、大高建設株式会社のみなさまありがとうございました!
あの黒部ダムの建設当時から黒部の電源開発に携わっているとのことで、非常に長い歴史を誇る企業さんでした。
実績も数多く、行政と連携して事業を行うなど、多面で社会に貢献されているということがよくわかりました。
働きやすい環境で表彰を受けている企業さんはあまり聞いたことがなかったので、驚きました。
大高建設さんの今後の動向が気になって、目が離せないです!