【おもてなし伝道師】
アーカス・ジャパン株式会社
第15回の企業インタビューはアーカス・ジャパン株式会社さんです!
世界の中の日本の価値向上と笑顔広がる世界の実現をCRMによって目指している会社さんです!
社長の人柄や会社の働き方など、大変興味深かったです!
ぜひご覧ください! それではどうぞ!
会社概要について教えてください!
アーカス・ジャパンはCRMという顧客管理の仕組みを専門に扱っている会社になります。
※CRMとはCustomer Relationship Managementのこと。
お客さんと相対する人(例えば営業マン、コールセンターやマーケティングの人など)の業務や彼らのお客さんとの関係を一括で管理する仕組み・経営戦略を実現するITシステムです。CRMを扱っている会社は日本にはないと思います。
世界的にも、コンサルティング⇨導入⇨保守・運用まで一貫して行っている会社はないと思います。

CRMを導入したらどういうメリットがあるんですか?
わかりやすく言うと、「たらい回しにされずに済みます」
あとは、お客Aさんの情報を、Aさん担当社員しか理解していないという状況がなくなります。
例え、Aさん担当社員が辞めた時でもAさんについての顧客情報で困ることはなくなります。
つまり・・・情報管理を人が行うのではなく、会社でまとめて行うので、担当者引き継ぎの際でも即座に対応することができます。
また、お客さんの属性情報(どういうものを欲しがっているか、興味がある分野など)が溜まっていくので、お客さんの解像度が上がります。

弊社のキャッチコピーとして「お客さんの顔が見えていますか?」というのがあります。
物を売る立場として、お客さんが求めている物を把握していないとお客さんに価値を与えることができません。
CRMによって「お客さんのことを理解する。そして、適切な物を提供する。」ができるようになります。
会社の理念とビジョンについて教えてください
弊社は「CRMを通して、世界の中の日本の価値向上と笑顔広がる世界の実現」を掲げています。
これには2つの理由があります。
①地方活性化、地方創生を掲げている点
日本は東京の「一極集中型」になってしまっているのが現状です。
日本は国土がこれだけあっても、活用できている国土は1%以下だと思います。
それでも、世界的に上位に位置付けられています。
昔はGDPで世界のトップに立っていました。
その理由は「地方も動いていたから」だと思っています。当時は、地方に工場があったことから製造業で世界1位だったのだと思っています。
しかし、今は「東京のみ」になってしまっています。地方を活性化させる必要があると考えています。
しかし、「地方分散型」の場合、情報が分散してしまうため、お客さんの顔が見えなくなってしまうという問題が起こります。そこでCRMが必要になってくると考えています。
②CRMは日本特有の「おもてなし」だという点。
おもてなしは、「お客さんが望むことを先回りして提供すること」
その「お客さんが望むこと」を理解していない限り、「おもてなし」はできないと思います。
CRMは、アメリカで作られた概念です。
でも、僕から言わせれば「なんで日本から出てこないんだ」
そして、「なんで、日本は使いこなせてないんだ」と感じています。
僕はCRMを「日本が1番上手く使いこなせるはず」と思っています。
「世界に日本の力を見せつけたい。日本の見方や世界においての重要度を変えていきたい」という野望があります。
横山:松原社長はアクセンチュア・マイクロソフトといった外資系で働いていた過去から、客観的に日本のことを見ることができていると感じました。今後のビジョンにすごくワクワクしました!
会社の雰囲気
弊社は「自由」をポリシーにしています。
僕は基本的に物事を決めるのが嫌いなので、決まり事はできるだけなくしています。
勤務スタイルについても決まり事はありません。
最近、世間的にリモートワークが浸透してきましたが、弊社の社員は以前からフレキシブルな働き方でリモートや対面を使い分けていました。
成果を出しやすい働き方を「自分で考えて働け」と常々言ってきました。
コロナになっても、これまでと働き方に変化はありません。

正直、成果しか言いません。
「働いている時間なんてどうでもいいです」
8時間で終わると予定した案件を2時間で終わらせたら、6時間寝ててもいいです。
一方で10時間かけても、終わっていないのは責任なので、「時間をかけてでもやれ」と言っています。
大切にしている言葉
- 「義を以て仁を行い、利を人に与うべし」・・・中国の白圭
- 「不変を以て万変に応ずる」・・・孫氏の兵法
簡単に言えば、弊社は「仁義」をすごく大切にしています。
「仁」は家族や仲間への内なる愛で、「義」は取引先や友達といった外側に対する愛です。
弊社は「仁義」にもとる会社でなければ取引はしません。全ては信頼です。
アーカスジャパンをひとことで表すなら
「おもてなし伝道師」です。
先程も言いましたが、CRMが「おもてなし」だと思っています。
ひとことで表すなら、「おもてなし伝道師」ですね。
どうしてCRMをすることになったのですか?
これはたまたまです。
僕が23歳の時です。
アメリカにて、アクセンチュアを退社し、転職しました。
転職先の企業で日本法人を作ることになりました。
その際に、社内システムとして、当時リリースしたばかりだった、マイクロソフトのCRMを日本法人で導入しました。
これが「マイクロソフトCRMの日本での導入が初の事例」だったので、「導入事例」となり、「マイクロソフトMVP」という世界的な称号をいただきました。
いわゆる、「CRMの第一人者」という称号を得ました。
そこからマイクロソフトに転職した際に、選ぶ隙もなくCRMチームに配属されました。
そこから十数年、CRMに携わる仕事をしています。
そういうところで、たまたまですね。
仕事をしている上でやりがいを感じる時
やりがいを感じる時は苦労をした後だと思います。
苦労の度合いによって、やりがいの大小が変わります。
CRMは皆が解決できない課題に対して、アプローチして課題解決をします。
考えて、考えて、考え抜いて。思いついて。それを実現して。
そうやって成果が出た時はすごくやりがいを感じます。
全力で苦しんだ、その時間が長ければ長いほど、やりがいを感じます。

松原社長にとってアーカスジャパンとは

「一心同体」「自分の考えを体現する場所」です。
その結果、既存の概念に囚われない、こんな会社が出来上がっているのだと思います。
僕は、世界は遊び場だと思っているので、これからもこのスタイルは変わりません。
学生に向けてメッセージ
やりがいを感じたければ苦労するしかないと思います。
全力で物事に取り組んで、全力で苦労して、全力で達成感を味わって欲しいですね。
これは若いうちにしかできないパワーのところでもあるので、若いうちにできないことや、経験を全力で掴みに行って欲しいです。
「時間の無駄」なんてものはないはずです。
全力でやれば、それは全て経験になると考えているので。
アーカス・ジャパン株式会社さんの情報はこちら
代表取締役:松原 晋啓
設立年度:2020年
所在地:大阪府大阪市淀川区、東京都中野区、広島県広島市
資本金:1,980万円
興味を持ってくれた方は当メディアのLINE@にご連絡ください!
他のアーカスジャパン株式会社松原社長に関する記事はこちらから
・世界を駆けるCRM専門家集団、そのトップは語る アーカス・ジャパン株式会社設立によせて
・ニッチなニーズにこそ注目せよ。「開発力×CRM思考」がエンジニアに求められる理由とは?
・ホームレス→社長!?波乱万丈な半生と若者たちへのエール
・Society5.0時代に欠かせないCRM アーカス・ジャパンが示す顧客理解の最前線とは
・真のCRMとは、“売る”ための仕組みではなく、“買ってもらえる”仕組みである
・AIによる感情分析を付加した、顧客価値主導型CRM『EMOROCO(エモロコ)』